ASEM・アジア欧州会議第7回首脳会合は25日、北京で第3回総会が開かれました。会議には、45の加盟国首脳と代表が出席し、国連のミレニアム目標の実現、気候変動の対応策、エネルギー供給の確保、調和の取れた社会の促進などについて意見を交わしました。
会議を主宰した中国の温家宝首相はその中で、「アジアと欧州が協力を強化し、持続可能な発展を促していくべきだ」と強調し、「着実な行動によって、国連の関連会議で達した共通認識に基づいて、計画どおりに世界規模でミレニアム目標を実現していく。『同じでありながら異なる責任』という原則に則って、『気候変動枠組み条約』と『京都議定書』の枠組み内で、『バリ・ロードマップ』を積極的に実行し、コペンハーゲン気候変動会議で収めた成果を広げていく。エネルギー供給を確保するため、再生可能なエネルギーの使用を提唱し、省エネを重視する。発展途上国への資金と技術援助に力を入れ、ニーズを重視して、国民の生活を改善し、社会の公平と正義を守る」とした上で、アジアと欧州は教育、就職、社会保障、高齢化社会、公衆衛生と移民などの課題について交流と協力を行い、調和の取れた社会の発展を促進していく必要があると語りました。(翻訳:KH)
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