米空軍のマイケル・ドンリー長官は24日に、米空軍は戦略爆撃機と核ミサイルを統括管理する世界規模攻撃軍司令部(Global Strike Command)を設立すると発表しました。
ドンリー長官は、核兵器による戦略攻撃は米空軍の重要な使命で、新司令部の設立が米空軍の歴史における一里塚になると語りました。
世界規模攻撃軍司令部は米空軍の宇宙司令部から核ミサイル関係の任務を、作戦司令部から戦略爆撃機関係の任務を引き継ぎ、来年9月から正式に運営を開始します。リーダーには中将が当たりますが、候補者や基地の設営場所はまだ決まっていません。
世界規模攻撃軍司令部の設立は、米空軍で核兵器と戦略爆撃機のずさんな管理が相次いだことを受けて、核兵器の一元管理を強化するためだと言われています。去年8月、米空軍のB52戦略爆撃機が核弾頭を搭載した巡航ミサイルを両翼に装着したまま米本土上空を飛行しました。今年3月には、核兵器にも転用可能なミサイル部品を2006年に誤って台湾に輸出していたことが発覚し、当時のワイン空軍長官とモーズリー同参謀総長が更迭されました。(翻訳:KH)
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