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四川大地震の被災者、震災後の初の国慶節
   2008-10-02 15:44:08    cri














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 4ヶ月ほど前の5月12日に、中国中西部の四川省で、マグニチュード8.0の大地震が起きました。現在、被災地の復旧・復興作業は順調に進んでおり、住民も日常生活を取り戻しつつあります。10月1日は中国の建国記念日・「国慶節」。住民たちは震災後初めての国慶節を迎えました。

 易建平さんは、大地震の震源地に近い映秀鎮という町の住民です。町の建物は地震で全て倒壊し、生き残った住民は今も仮設住宅で暮らしています。

 地震発生後から3ヶ月、政府は1日10元の生活補助金を被災者たちに提供していました。しかし今では、易さんたちは自力で生計を立てられるようになりました。易さんは清掃士の仕事を見つけ、ご主人も建築現場で働いています。二人で一日100元の収入があります。

 現在映秀鎮では、食料が正常に供給されており、食べたいものはすぐ買えます。易さんは、この国慶節の休みを利用して、家族にご馳走をするつもりです。

 秋の訪れとともに、徐々に肌寒くなっています。易さんの町には、全国の人たちが寄付した防寒服や布団などが沢山集まっています。

 しかし、この冬はなんとか越せたとしても、ずっと仮設住宅で暮らすわけにはいきません。関係部門は、被災者に提供する住宅の建設を急いでいます。新しい住宅ビルが完成すれば、住民の生活はより改善されます。

 大学一年生の頼悦さんの実家は四川省金堂県で、今回の地震で大きな被害を受けました。地震発生時、頼さんは金堂県の高校三年生でした。現在は、北京にある名門校の清華大学に進学し、大学生活を楽しんでいます。

 8月に上京した頼さんは、大学から生活用品と見舞金を提供してもらいました。先生やクラスメートが生活・学業面で様々なサポートをしてくれ、頼さんはすぐに大学生活に慣れることができました。国慶節、頼さんは四川省の実家に帰らず、学内のボランティア活動に参加することにしました。

 清華大学は歴史が長く、名門校でもあるので、祝日を利用してキャンパスを見学する観光客が大勢います。頼さんは新入生ですが、図書館で資料を色々調べて、自信を持ってガイド役を務めています。

 馬鮮さんは四川省の省都・成都市の市民です。四川大地震では、成都市の建物倒壊はあまりありませんでしたが、人々が受けた精神的ショックはかなり大きなものがありました。社会人になったばかりの馬鮮さんは、地震を経験して、家族の大切さをしみじみと感じるようになりました。ですから、この国慶節は、馬さんは両親と一緒に過ごすことにしました。

 被災地の復旧・復興作業は順調に進んでいます。中央政府は700億元の資金を調達して、復旧・復興基金を設立しました。来年には、さらに新しい政策が講じられる予定で、被災地の復興を後押しすることになるでしょう。

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