第63回国連総会に出席した中国の楊潔チ外相は26日、インドネシア、日本、イタリアなど各国の外相と会談しました。

　インドネシアのハッサン外相との会談で、楊潔チ外相は「エネルギー、インフラなどに関する協力事業を確実に実施し、各分野における協力を深めていきたい」と述べました。これに対し、ハッサン外相は中国との国際・地域問題における協力を強化し、戦略的協力関係のレベルを高める意向を表しました。

　コスタリカのスタニョ外相と会談した際、コスタリカ政府が台湾やチベット、北京五輪などの問題で中国を支持してきたことに感謝の意を表した上で、コスタリカとの経済協力を推進していくと表明しました。

　また日本の中曽根弘文外相との会談で、「中日関係は良好に発展している。中国は、両国指導者による合意内容を実施し、戦略的互恵関係を推進していきたい」と述べました。これに対し、中曽根外相は「日本の新政府は、中国との関係を重視し、対中関係を積極的に進めていく」と述べました。(翻訳：鵬)