日本の産経新聞は22日、「中国でメラミンに汚染された粉ミルクに対して、日本政府がきっぱりと対処してほしい。また、世界各国は食品の安全が大事なことを中国に教えるよう」という社説を発表しました。
しかし、これに立ち、農林水産省は9月5日、「大阪市の米粉加工販売会社が農薬やカビ毒で汚染された事故米を食用の袋に詰め替える偽装工作をしていた」と発表しました。
農水省によると、事故米は、政府が毎年、輸入するよう義務付けられた「ミニマム・アクセス米」と呼ばれる外国産米と備蓄用などに買い上げた国産米のうち、基準値を超える残留農薬が検出されたり、保管中にカビが生えたりしたコメを指します。
ミニマム・アクセスとは、1993年のウルグアイ・ラウンド農業合意において定められた1年間に輸入しなければならない農産物の最低限度量のことです。(翻訳:まんへい)
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