イスラエルのカディマ党の党首選挙で、リヴニ外相がわずかな差で勝利したと18日リヴニ陣営が発表しました。
当初イスラエルの各メディアが行った民意調査ではリヴニ氏支持がモファズ運輸相を10%上回っていましたが、選挙開始後、モファズ陣営が数百票のリードを発表。しかしその後、モファズ氏は勢いを失い、最終的に総投票数3万8961票の43%をリヴニ氏が獲得して、わずか2%の479票差でモファズ氏に勝利しました。
モファズ陣営はこの結果に対して不満を表明し、再集計を申し立てる可能性もでています。
地元メディアの『イディオト・アハロノト』紙によると、オルメルト首相は21日に首相を辞職するということです。オルメルト首相の辞職後は、カディマ党の党首が内閣を組織する権利を得る可能性が大きいと見られます。
選挙結果を受けて、パレスチナ交渉代表であるエレカット氏は、「イスラエルの新しい首相が、パレスチナとの平和交渉を続けるよう願う」と述べました。
また、パレスチナのハマス党の最高幹部ハニア氏は「パレスチナの正義事業はイスラエルの政局に影響されない」と述べました。(翻訳:黄恂恂)
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