NATO・北大西洋条約機構に駐在するロシアのドミトリー大使は11日、ブッリュセルで「ロシアは、NATO?ロシア理事会が12日に特別会議を開くよう要求する。ロシアはNATO 加盟国に南オセチアでの衝突について説明する」と述べました。
国際社会は南オセチアでの衝突に引き続き注目しています。
ドミトリー大使は、「ロシアは、NATOが決定をしたり、声明を発表したりする前にロシアの声に耳を傾けることを希望する」と述べると共に、NATOが衝突に介入しないよう警告しました。
別の報道によりますと、アブハジア武装勢力は12日、グルジア軍に新たな攻撃を行ったということです。ドミトリー大使は、「南オセチアの状況がアブハジアで再現されることを許さない」と述べました。
11日午後、国連安保理は南オセチアの衝突問題について第5回交渉を行いました。フランスは衝突に関する決議草案を安保理に提出し、各方面が直ちに無条件で軍事行動を停止し、交渉を通じて紛争を平和的に解決する呼びかけを安保理が行うよう提案しました。国連駐在ロシア大使は、「フランスがこの決議草案を出すのは時期尚早だ。草案は一部の重要な内容に触れていない。ロシアはこの草案を受け入れにくい」と述べました。
アメリカのブッシュ大統領は11日、ホワイトハウスで声明を発表し、「ロシアがグルジアの多くの都市を攻撃したという報道に注目している。ロシアの行為はその国際的イメージを損ない、ロシアとアメリカやヨーロッパの国との関係に影響を与えた。停戦を促す」と述べました。(翻訳:董)
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