北京市文化財局の孔繁峙局長は、30日、北京で、「北京は、五輪競技場の建設に当たって、文化財保護を重視した。国家水泳センター(愛称『水立方』)の建設では、文化財保護のため、当初の予定地から北へ100メートル移動した」と強調しました。
孔繁峙局長は、「五輪競技場の建設に当たっては、計画作りや考古学的な見地に基づいて地上と地下の文化財を保護した。新築した18ヶ所の五輪競技場では考古学的な発掘を行った。このほか、歴史的な市街地の保護に当たっては、ヨーロッパの国の進んだ方法や理念を一部参考にした。さらに、一部の遺跡や旧跡の修復作業でフランスやドイツなどの専門家を招いた」と述べた上で、「1990年まで、北京市政府が毎年文化財保護のために行った財政支出はわずか100万元だったが、2000年以降は毎年およそ1億1000万元を投じている」と述べました。(翻訳 朱丹陽)
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