ASEAN・東南アジア諸国連盟と中日韓三国、つまり10+3のエネルギーの安全利用についてのシンポジウムが16日、バンコクで行われました。
中国国家原子力安全局の王中堂副局長はシンポジウムで、「原子力の平和と安全のための利用の面で、中国は、ASEAN諸国と協力していきたい」と表明しました。
ASEAN加盟10カ国と中国、日本、韓国からの代表合わせて100人あまりがこのシンポジウムに出席しました。
王中堂副局長は記者のインタビューに答えた際、「中国は、原子力の安全利用の面で著しい進展を遂げ、また国際基準に基づき厳格な法律を制定した。原子力利用の安全規定、安全施設、人材養成などの面でも中国は比較的健全な運営システムと経験を持っており、ASEAN諸国の原子力利用事業発展に協力を提供していきたい」と述べました。
タイ・エネルギー省の責任者はこのシンポジウムで「ASEAN諸国は原子力の平和利用を考えている。それは、核兵器の製造ではなくて、主に原子力を発電に使うことである。この過程の透明性を示すために、私たちは、中国、日本と韓国という対話国、及びIAEA・国際原子力機関の代表の参加を要請した」と述べました。(翻訳:katsu)
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