これまでに、80カ国余りの国家元首や政府首脳が北京オリンピックの開会式に出席すると表明しました。
IOC・国際五輪委員会の慣例によれば、各国の元首や政府首脳はそれぞれの国の五輪委員会の要請を受けて、開会式を含むオリンピックの各関連活動に出席することになっています。残念ながら、これまでのオリンピックは多かれ少なかれ「政治化」の干渉を受けています。そして、一部の勢力は外国の指導者がオリンピックに出席するかどうかを政治目的に利用しています。
フランスのサルコジ大統領は、五輪大会といわゆるチベット問題や人権問題などを関連付けたことがあるため、北京五輪の開会式に欠席する可能性が高い指導者だと西側のメディアから見られていました。しかし、サルコジ大統領は最終的に、EUの27の加盟国が彼の出席を一致して支持したことから、オリンピックの開会式に出席すると発表しました。
オリンピック憲章によりますと、オリンピックは選手個人又は団体の競争で、国家間の競争などではありません。これは、オリンピックが政治と関わりを持たず、政治的な干渉を受けないことを示しています。
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