ネパール警察当局は11日、首都カトマンズで、騒ぎを起こそうと中国大使館前に集まったチベット独立分子約300人を逮捕しました。同じく11日、ネパール政府は「チベット独立」を扇動した疑いのあるアメリカ人観光客に対し、二年間にわたって、ネパール国境内での登山を禁止するという禁止令を出しました。
この日、300人あまりのチベット独立分子がネパール駐在の中国大使館領事部の前に集結し、チベット独立の横断幕を掲げ、スローガンを叫び、領事館に攻撃を加えようとしました。情報を事前にキャッチしたネパール警察当局は現場で警戒態勢を敷いており、騒ぎを起こそうとした300人余りの容疑者を逮捕しました。
同じ日、ネパール政府はリュックサックからチベット独立を支持するスローガンを書いたTシャツが発見されたとして、アメリカ人観光客をネパールから国外退去させました。
ネパール観光・文化・民間航空省が制定した禁止令の中には、ネパールは「一つの中国」の原則を厳格に守り、いかなる人と言えども、ネパール国内で中国に反対し、中国を分裂する活動をもしてはならないとしています。(翻訳:Yan)
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