G8サミットの拡大会合が9日、日本の北海道洞爺湖で開かれました。
中国の胡錦涛国家主席はその挨拶で、「各国はマクロ政策の協調を強化し、世界経済の成長維持に協力する必要がある。先進国はその約束を履行し、発展途上国への援助の増加、途上国の債務の減免、途上国に対する市場開放と技術譲渡を実施すべきだ。また、発展途上国は、能力建設に力を入れ、国連はその指導的、かつ協調的役割を発揮すべきだ」と述べました。
胡錦涛主席は、また「世界的な食糧の需要増加の原因が、発展途上国にあるというのは事実とそぐわない。食糧の価格上昇問題解決での急務は、援助を強化し、国連の協調的役割の発揮を支持することだ」と強調しました。
胡錦涛主席はさらに、ミレニアム開発目標の世界における全面的かつバランスの取れた発展を推進することにふれ、「発展途上国は先進国と真の発展パートナーシップを結ぶべきだ。ミレニアム開発目標を評価する過程では、各国が収めた進展や直面するチャレンジを全面的に評価するとともに、国際的援助の約束実行状況も真剣に評価すべきだ」との考えを示しました。
このほか、胡錦涛主席は、各国政府と国民が四川地震発生後表明した同情と与えてくれた心からの援助に感謝しました。(翻訳 朱丹陽)
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