全世界の原油供給不足が懸念されていることを受けて、ニューヨークとロンドンの原油先物価格は1日に続いて、2日、最高値を再び更新しました。OPEC・石油輸出国機構は、原油価格の安定を取り戻すため、国際エネルギー市場の投機行為を制限するよう世界各国に呼びかけました。
2日、ニューヨーク商業取引所の8月渡しの軽質油先物価格は2.60ドル上昇し、1バレル=143.57ドルの最高値を記録しました。ロンドン国際原油取引所の8月渡しの北海ブレント原油先物価格は、1バレル=144.26ドルの終値で取引を終え、前日より3.59ドル上昇しました。
OPECのバドリ事務局長は2日、マドリードで開かれていた第19回世界石油大会で、「OPECは、国際原油価格の高騰を引き起こした原因が原油生産の不足ではなく、アメリカのサブプライムローン問題とドル安の影響による投機行為だと認識している」と再び強調しました。
(翻訳:洋)
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