ロシアのプーチン首相とウクライナのチモシェンコ首相は28日モスクワで会談し、NATO・北大西洋条約機構の東方拡大問題や黒海艦隊問題及び両国の経済協力について討議しました。
プーチン首相は会談後の記者会見で、「NATOの東方拡大は非建設的なもので、如何なる問題も解決できない。ウクライナにはいつでもNATO加盟を選択する権利があるものの、加盟すれば、その主権は制限されるだろう」と述べました。
これに対し、チモシェンコ首相は、「ウクライナがNATOに加盟するかどうかは国民が決めることであり、国民投票を通じて決定する」と述べました。
両国の首相はまた、黒海艦隊のウクライナ・クリミアでの駐屯に関する協定は2017年までに履行されることで合意しました。
会談では、ロシアのウクライナへの天然ガス提供について合意に達しななったものの、チモシェンコ首相は、「両国はすでに、9つの経済協力項目の行動計画を決定した。双方には宇宙航空や飛行機の製造などの協力では大きな潜在力がある」と述べました。(翻訳:董)
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