
中国全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は24日、常務委員会会議を主催し、国務院が四川大地震の救援活動と災害後の復興活動に関する報告を行いました。
回良玉副首相は報告の中で「中央財政は今年、災害後の復興基金として、700億元を準備している。また、来年と再来年にも引き続きそれ相応の対応をしていく。復興は、緊急でかつ長期的な課題である。3年ぐらいをかけて初歩的な再建を行い、2011年から2015年にかけて引き続き発展させていきたい」と述べました。
会議の日程によりますと、今回の常務委員会では、国務院から提出された2008年中央予算の補正案や、国有資産法の草案、循環経済法草案、消防法改正草案などを審議する他、国連『障害者権利条約』の批准や、上海協力機構の加盟国の長期的な善隣友好協力条約、中国とアルジェリアの犯人引き渡しと刑事司法協力に関する条約などを審議するということです。(翻訳:katsu)
中国政府、四川大地震の災害復興基金を拠出
24日に開かれた全人代・全国人民代表大会常務委員会の会議によりますと、四川大地震の災害復旧のため、中央政府は今年およそ700億元を拠出して災害復興基金とし、そのうちの400億元を四川大地震で崩壊した家屋の修復に用います。
全人代常務委員会は国務院が提出したこの予算案について審議することになります。
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