中国の回良玉副首相は第11期全人代・全国人民代表大会常務委員会第3回会議で、四川大地震の被害状況について報告を行い、「四川大地震の犠牲者は8万人を超える見込みだ」と明らかにしました。
この報告は、「今回の四川大地震は新中国の成立後、破壊力が最も大きく、救援活動も最も困難な地震災害となった。被害が最も深刻なのは次の5つの点である。その一は、死傷者の数が非常に多い。6月23日までに確認された犠牲者の人数は6万9181人、負傷者は37万4171人で、1万8498人が行方不明となっている。行方不明者は大部分亡くなった可能性がある。その二は、建物が大面積に崩壊された。そのうち、778万9100軒の家屋が倒壊し、2459軒が損壊した。北川県の町や汶川県の映秀町など一部の町はほぼ平地になった。その三は、インフラ施設の被害が激しい。震源地周辺を走る16本の道路と6本の鉄道線が損壊し、電力や通信、供水がほぼストップした。その四は、二次の災害が多発している。山崩れや土砂崩れが頻発し、35ヶ所の堰止め湖が生まれた。2473ヵ所のダムが危険になった。その五は、生活と生産の活動に大きな影響が出た。6443の工業企業の生産が一時中止された。行政機関や学校、病院などの被害も極めて大きい。耕地や農業施設が破壊され、4462万頭の家畜が死亡した」としています。(翻訳:董)
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