中国の新華社通信は20日、署名入りの記事を発表し、「このほど、国家発展改革員会は、石油製品と電力価格を引き上げた。これは、中国のエネルギー製品の価格に対する改革が穏やかに進められていることをあらわしている」との見方を示しました。
この記事は、「今回の価格調整は、市場の予想に添ったものであり、国民経済の順調な発展にとって必要である。まず、低い石油製品価格が過度な石油消費を引き起こす原因となったため、速やかに価格の矛盾を解決し、国内の石油製品と電力の供給能力を引き上げなければならない。次に、国際市場の原油と国内の石炭価格の高騰は、石油と電力の生産企業に大きな困難をもたらした。石油製品と電力価格をある程度引き上げることは、石油など国民経済の基幹産業の発展に必要なことである」としています。
また、「長い目で見れば、エネルギー製品の穏やかな価格改革を進めることは、良好な社会主義市場経済体制を構築し、経済構造の調整を促進することにプラスとなる。また、資源節約型、環境保護型社会を促進する上で、重要な手段ともなる」と指摘しました。
(翻訳:洋)
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