第六回中国ソフトウェア交易会(正式名:中国国際ソフトウェア・情報サービス交易会)が19日、大連世界博覧広場で開幕しました。交易会のテーマは「ソフトウェアはデジタル融合をリードする」で、22日まで開催されます。
開幕式は大連の夏徳仁市長が自ら司会を務め、国家商務省、工業情報化省、教育省、科学技術省及び関連の産業協会のほか、全国30あまりの省や、直轄市の指導者、及び日本、韓国、オーストラリア、アイルランドなどの代表団、内外の代表的なIT企業の代表も参加しました。
今年の交易会では、ソフトウェアと情報サービスのハイレベルフォーラムをはじめ、産業応用、地域協力、商談、技術交流と成果発表などについて40以上のフォーラムや会議が開催されました。また、国内初の「ソフトウェア産業の信用システム構築に関するフォーラム」も発足する予定です。さらに、「中国IT競争力調査研究報告」や、「中国ソフトウェア産業企業投資価値報告」も発表されます。
このほか、3万平方メートルに及ぶ展示会場には、インテル、IBM、日立などを始め、内外のIT企業数百社が出展しています。上海、青島、寧波など初参加の省や市を含め、30団体が出展し、その数は過去最高となりました。中には、大地震の被害を受けた四川省及び省都・成都市からの参加もありました。
商務省の統計によりますと、2007年、中国のソフトウェアの輸出額は契約ベースで19億ドルに達し、対前年比64.8%の伸びとなりました。また、ソフトウェア輸出入契約を行った登録企業は計1179社に達しています。さらに2007年、大連のソフトウェア産業の売り上げは215億元、輸出額は7.2億ドルに達しています。いま、大連には700社のソフトウェア企業と6万人の人材が備わっています。
中国ソフトウェア交易会は国家商務省、工業・情報化省、教育省、科学技術省、中国貿易促進会及び遼寧省政府の共同主催で、大連政府の運営により開催されたものです。ソフトウェアと情報サービスをテーマとする中国唯一の国家レベルの商談会でもあり、2003年から、年に一度、大連で開かれています。(王小燕)
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