中国南部の広西チワン族自治区は、アジア開発銀行からの15億ドルの融資を獲得し、これを交通、都市建設、環境保護など分野に充てることにしており、関係者は、これで、地元の経済や社会の発展が大きく促さるとしています。
アジア開発銀行からの今回の融資は、自治区の中心地南寧市から百色までの高速道路、南寧市からベトナムとの通商点である友誼関までの高速道路の敷設など重点交通プロジェクトの実施に充てられます。このほか、南寧の都市部の環境改善や自治区内の国境都市の発展を含めた都市建設重点プロジェクトにも使われることになっています。さらに、環境保護への援助では、自治区内の珠江流域にある都市環境の統括的整備が重点となっています。
今度の融資について、自治区発展改革委員会の責任者は、「南寧から友誼関までの高速道路は、自治区とベトナムや東南アジア諸国をつなぐ最適の陸上通路である。南寧の都市部環境改善プロジェクトは、都市部の環境を大幅に改善し、投資環境を最適化するに違いない」と述べました。(翻訳 朱丹陽)
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