中国初の「スーパー小麦」遺伝育種国際科学技術協力基地がこのほど、中国河南省開封市に設立されました。河南省は、中国一の小麦生産地として知られています。
「スーパー小麦」は、ぬきんでて収穫量が高い小麦の品種で、これまでのものと比べて、水や肥料など資源の節約や利用効率の面で優れています。「スーパー小麦」遺伝育種国際科学技術協力基地の建設に当たった河南省の企業・河南天民種業有限公司は、ここ数年、国内外の専門家と協力して20種類あまりの「スーパー小麦」の栽培を手がけてきました。
中国は、2005年から「スーパー小麦」の普及に乗り出していますが、これまでに、その栽培面積は300万ヘクタールに上り、小麦の収穫量も280万トン増えたということです。(翻訳:コオリ・ミン)
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