国連気候変動会議に備えた第2段階交渉が13日、ドイツのボンで終了しましたが、交渉では、参加者の意見が食い違うため、大きな進展は見られませんでした。
この会議は、2009年末、デンマークのコペンハーゲンで開催される国連気候変動会議で採択する基本文書の草案作成を目標にしていました。しかし、2週間にわたる交渉では、温室効果ガスの排出量の具体的な数値について意見が一致しませんでした。
会議でEUは、温室効果ガスの排出削減について、国家目標を定めることを主張していますが、アメリカはこれが経済成長の阻害になるとし、個別業界での目標制定を主張しています。一方、中国とメキシコなどの途上国への技術移転、資金援助に関する提案に交渉参加者は同意しています。(翻訳:閣)
|