ジョン・ウー監督の映画「レッドクリフ」の撮影が行われていた北京市郊外の昌平区小湯山で、9日午前、撮影に使われていた船が、火災を起こし、1人が死亡し、数人が負傷しました。
事故は9日午前3時頃、船が衝突するシーンを撮影していて起きたものです。小型の船が曹操の乗る大型の船に衝突するシーンで、衝突音が三回起こり、煙が上がりますが、炎が上がらないという設定でした。しかし、この二隻の戦闘用の模造船が燃え、大型の船が全焼し、小型の船が破損しました。この事故で、23歳のエキストラの男性が死亡し、7人が骨折するなどの重軽傷を負いました。
2007年5月から撮影に入った映画「レッドクリフ」は、製作中の事故が相次いでいます。北京撮影所で建てたスタジオは、撮影期限切れで、変更を余儀なくされ、遠隔操作による飛行機が墜落したり、船が沈没したりすることが相次ぎました。
(翻訳 朱丹陽)
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