四川大地震で唐家山にできた巨大な「堰止湖」が決壊する恐れが高まっていることを受けて、中国の温家宝首相は6日午後、ヘリコプターで3度目の現地入りをし、堰止湖の土手と決壊防止のために造った排水路の状況を視察し、専門家とともに対策を検討しました。
温家宝首相は、「安全を第一に、科学的で素早く危険をなくすよう」要求した上で、「死傷者を出してはならない」と強調しました。
決壊した場合、水に浸かると予想される下流域の住民20万人余りはすでに避難しています。また、7日午前7時頃から、人工的に造った排水路から水が流れ始めました。水の流れが速いものの、安定しているということです。(翻訳:鵬)
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