唐家山せき止め湖対策本部の最新発表によりますと、唐家山せき止め湖は水量が2億立方メートルを上回り、水位が70メートルを超えた上、浸水現象も出ています。このため、余震や上流の降雨量、それに地質構造など不確定要素の影響を受け、決壊の可能性が絶えず増大しているということです。
唐家山は北川県に近く、大地震で山が崩れて、土砂がジェン(さんずいに前と書く)川をせき止めたため、大きなせき止め湖ができました。
観測によりますと、せき止め湖の上流でも2000万立方メートルにおよぶ山崩れが発生しており、余震、水位の急激な変化によってさらに崩れる可能性が大きくなっています。それが崩れると、水が押し寄せ、せき止め湖の決壊を引き起こして、大洪水が発生する危険があるということです。
それに備えて、唐家山の下流にある綿陽市では、5月31日から25万人を超える住民を避難させています。(翻訳:東)
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