WHO・世界保健機関のハンス・トロエドソン中国事務所代表は、29日北京で、四川大地震の発生後、中国政府が取った緊急対応措置と伝染病防止対策を高く評価した上で、「中国政府の行動は迅速で、全面的、かつ効果的である」と述べました。
ハンス・トロエドソン代表は、「中国政府は、地震発生直後から、震災に全面的に対応する姿勢を示した。被災地住民に心理ケアを提供し、地震後の伝染病の発生リスクに対しても評価を行った。そして、被災地の医療体制の復興をいち早く考慮した。これは非常に素晴らしいことだ」と強調しました。
ハンス・トロエドソン代表はさらに、「中国が地震後に取った保健対策は適時で正しい。しかし、時間が経つにつれ、新しい課題が現れる。伝染病の早期発見とコントロールのために、WHOは、関連の技術援助を提供している」と述べました。
このほか、WHOは6月に、5人からなる専門家チームを中国に派遣して、被災地の保健サービスシステムの回復をサポートします。(翻訳 朱丹陽)
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