「ワシントンポスト」のネット版が29日に伝えたところによりますと、去年、アメリカ陸軍で115人の兵士が自殺したということです。この数は、アメリカ陸軍が1990年から自殺者の統計を取り始めて以来、もっとも多くなりました。
この記事は、軍当局の報告を引用して、「2001年に、アメリカが『反テロ戦争』を発動して以来、陸軍で合わせて580人以上が自殺した。自殺未遂はその10倍から20倍に上る。2003年に発動したイラク戦争以降、自殺者の数は年々増えている」としています。
これについて、アメリカの専門家は、「陸軍で自殺者が増えていることは、イラク戦争が長引き、軍隊のイラク駐留期間が延びていることと関連している。去年、陸軍の自殺者数が史上最高を記録したのも、ブッシュ大統領が去年発したイラクへの増派命令や、イラクでの武力衝突の激増とつながりがある」と指摘しています。(翻訳 朱丹陽)
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