四川大地震の発生後、中国政府は、伝染病の発生防止に積極的に取り組んでいます。
これまでに被災地で重大な伝染病と突発公共衛生事件が発生したという報告はありません。
地震発生後、衛生省は、中国疾病予防センターと連携して、携帯電話を利用しての報告実施という伝染病緊急対応システムを起動させています。そしてこの半月、全国各地から被災地に赴いた関係者は、消毒液の使用、ねずみ、蚊や蝿の除去、遺体の埋蔵、被災者の避難や生活再建に力を入れてきました。 そしてこれまでに全国各地から約13000人の関係者が被災地入りしています。また、関係部門が犠牲者の遺体処理法を適時に公布したことから、これに基づき多くの遺体が適切に処理されています。
また、5月26日までの大地震の犠牲者数は65080人に上り、負傷者は36万人になっています。そして気温の上昇、救援チームの疲労、被災者の帰郷などの問題が浮き彫りになり、伝染病の予防作業は依然厳しい状態にあるのです。(翻訳 朱丹陽)
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