FAO・国連食糧農業機関の世界食料情報早期警報システムはこのほど、四川大地震による被災地の農業生産と食品安全への影響に対し初歩的な評価を行い、「今回の地震が中国の食糧生産にもたらす影響は限りあるものだ」としています。
評価報告は中国農業省のデータに基づいて、「地震により、3万3000ヘクタールの耕地と多くの農業インフラ施設が破壊され、1250万頭の家畜が死亡した。しかし、被災状況の最も深刻な地域の農業生産が全国で占めるシェアは少ないため、中国全土の食糧生産にもたらす影響も限りあるものである。このほか、豚の生産量も大きく影響されない。中国の今年の食糧生産と供給状況は、全体的に良好なものだろう」と見ています。
(翻訳:洋)
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