中日平和友好条約の締結30周年を記念するシンポジウムが15日、北京で開催されました。

　席上、中日両国の政界の人々や専門家と学者たちは、胡錦涛国家主席の日本訪問を高く評価し、その成果を全面的、かつ具体的に実行するよう呼びかけました。

　日中協会の野田毅会長は、「胡錦涛主席の今回の『暖春の旅』は、大局と深遠な角度から両国の相互理解と協力を促進したばかりか、歴史、気候の変動など具体的な問題の解決でこれからの双方の協力を約束した。訪問期間中、双方が採択した『戦略的互恵関係の推進に関する中日共同声明』は画期的な意義がある」と述べました。

　中国現代国際関係研究院日本研究所の楊伯江所長は、「胡錦涛主席の今回の『暖春の旅』は、中日関係の政治的基盤を強固なものにし、双方の戦略的な相互信頼を深め、中日関係の戦略的意義を強調した。中日間の各レベルの対話メカニズムをできるだけ早く構築しなくてはならず、このメカニズムは民間団体や学者たちもより大きな役割を果たすべきだ」と述べました。

　このシンポジュウムに参加した代表たちは、民間交流、特に青少年交流の中日両国関係の促進における大きな役割を強調し、民間交流の更なる促進を呼びかけました。（翻訳：ooeiei）