中国四川省のブン川県で12日マグニチュード7.8の大地震が発生し、寧夏や雲南、重慶など10余りの省、市、自治区及び、ベトナムとタイでも地震の揺れを感じました。内外の専門家と機関はこの地震について分析を行いました。
中国科学院地質地球物理研究所の王ニ七研究員は、「震源地はチベット高原の東南側の川西龍門山の中心部である。龍門山は地震のエネルギーが蓄積する場所で、蓄積がある程度に達したら、地震となる」と述べました。
日本の東京大学地震研究所の研究者は、「過去100年、龍門山断層周辺地帯で、数回にわたって、マグニチュード7以上の大地震が発生した。しかし、龍門山では今回の大地震まで、強い活動はなかった」と述べました。
イギリス地質調査局の責任者は「地質の構造から見れば、地震は東北ー西南側の龍門山断層が押し出したことによるものだ」と見ています。
フランス地球物理研究所の研究者は「チベット高原は依然として、インド洋プレートとユーラシァプレートの押し出しによって、地震の頻発地帯となっている」と語りました。
アメリカの南カリフォルニア州地震研究センターの研究員は、「震源が浅く、地盤が柔らかいため、遠く離れた北京や上海でも地震の揺れを感じた」と述べました。(翻訳:董)
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