中国外務省の秦剛報道官は6日北京での定例記者会見で、「中国は五輪の主催国として、大規模なスポーツイベントを主催する国際的な慣例や中国の法律に基づいて、マルチビザの発行を制限する」ことを明らかにしました。
秦剛報道官はこの中で、「今回の措置は、すべてのマルチビザの発行を一時停止するわけではない。従来の60日間有効と90日間有効のマルチビザの発行を少なめにし、30日間有効のものを中心に発行するということである。これは五輪の主催国である中国の治安を確保するためである」と述べました。
秦剛報道官はさらに、「ビザの発行は国家の主権に関わることで、外国の人たちはこのことを理解した上で協力してほしい。入国ビザの申請に関しては、中国は世界中の多くの国々より簡略化した手続きを行っており、指紋や掌紋の登録認証を求めていない」とし、「中国はこれまでどおりに世界各国の人々に扉を開き、海外の人々が中国での就職、勉強、旅行、見学することを歓迎している」と語りました。(翻訳:KH)
|