中国共産党中央政治局常務委員で、全国政治協商会議の賈慶林議長、中国共産党中央政治局の李長春常務委員と周永康常務委員は昨日(30日)、北京民族文化宮で行われている「チベットの今と昔」と題する大型展示会をそれぞれ見学しました。
見学した際、賈慶林議長は「チベットが和平的に解放されて50年余り、共産党中央の暖かい配慮と全国人民の力いっぱいの援助、それにチベット各民族の共同の努力によって、チベット社会の様相は極めて大きく変化した。今のチベットは経済発展、政治安定、社会進歩、民族団結によって、地元住民は落ち着いた生活を過ごし、その生活レベルは絶えず高められ、史上で最もいい時期となっている」と指摘しました。
また、李長春常務委員は、「この展示会はチベットの今と昔の様相の比較を通じて、中国共産党がチベット人民を率いて、封建的な農奴制度をなくし、人民を国家の主とさせ、すばらしい生活を作り出すその輝かしい過程を表している。また、チベット自治区の発展は人民に依存し、発展は人民のためで、その発展の成果は各民族が共同で享受する偉大な実践を表している」と述べました。
さらに、周永康常務委員は「史料が示すように、チベットは昔から、中国領土の切り離すことができない一部であり、歴代の中央政府はずっと、チベット地区に対して、有効な主権管理を行っており、チベットの主権の帰属については争う余地がない」と強調しました。
ところで、中国共産党の機関紙「人民日報」は今日、今回のチベット展について、「真実のチベットを示すもの」と題する社説を発表しました。
チベット自治区衛生医療部門によりますと、ラサ市3・14暴力犯罪事件による被害者のほとんどはこれまでに、退院したということです。
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