北京オリンピックの聖火が現地時間16日未明、パキスタンの首都イスラマバードに到着しました。パキスタンでの聖火リレーは現地時間の午後4時からスタートし、65人のランナーが参加する予定です。これに先立ち、3人のランナーが北京放送の記者のインタビューに答え、聖火リレーに参加する期待や喜びについて話しました。
サミウラ・ハーンさんは今年57歳、パキスタンの有名なホッケー選手で、元国家チームの監督でもあります。今回、聖火ランナーに選ばれたことを、サミウラさんは非常に喜んでいます。オリンピックの聖火リレーがパキスタンを通過するのは初めてで、両国の人々にとっては、代々続いてきた友好関係の証となります。
サミウラさんは、「私はとてもラッキーです。私の娘たちもきっと誇りに思ってくれるでしょう」と語りました。
サミウラさんはかつて、広東省の男子ホッケーチームの監督を務めたことがあります。中国での生活を振り返って 、「2001年広州で、あるホッケーチームの監督に就任しました。その後、そのチームは全国大会でチャンピオンとなりました。中国の皆さんはとても親切で、中国での暮らしは楽しかったです」と話しました。
同じくホッケー選手のハサン・サルダールさんは最後から2番目に走ります。ハサンさんは、「中国の隣国として、パキスタン人は、北京でのオリンピック開催を誇りに思っています。全力で走ります」と述べ、さらに「私にとっては大きな名誉です。オリンピックに参加し、金メダルを獲得したこともあります。中国は平和を愛する国です。パキスタンは中国のよい友達だから、我々も誇りに思っています。頑張ります」と話しました。
パキスタンでの聖火リレーの最後のランナーはジャハンギル・ハーンさんです。彼はスカッシュ界の最強選手と言われています。ジャハンギルさんはワールドオープンで6回、イギリスオープンで10回優勝しています。この記録を破った人はいまだにいません。なお、ジャハンギルさんは2002年から、世界スカッシュ連盟の会長に就任しています。
「私と私の国にとって、大きな名誉です。今回の聖火リレーのランナーになれるのは、うれしくてしょうがありません。人生で最も重要な瞬間になるでしょう」と述べました。
8月に北京で開催されるオリンピックについて、3人のランナーは、祝福の意を表しています。サミウラさんは
「北京オリンピックはきっと成功するでしょう。中国人はとても勤勉で、親切です。中国の経済は速いスピードで発展しています。我々も学ばなければなりません。中国政府、中国人民、北京オリンピック組織委員会を祝福し、北京オリンピックの成功を祈ります」と述べました。(翻訳:ooeiei)
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