アメリカのブッシュ大統領は10日テレビ演説を行い、「イラク駐留アメリカ軍のペトレアス司令官の提案を受け入れ、7月末までに既定の撤退計画が終了した後、さらに追加撤退をすることは見送る」と述べました。
ブッシュ大統領はこの中で、「去年実施したイラクへの兵士の増強は、教派間の衝突の減少や安全秩序の再建およびテロ取締りの面で大きな進展を遂げ、政治と経済の発展に道を開いた」と述べると同時に、「イラクは依然として厳しく複雑な困難に直面している」と認めています。
そして、ブッシュ大統領は、「国防長官、国務長官、統合参謀本部議長と検討した結果、ペトレアス司令官の提案を受け入れることを決定した。7月末までに、去年増派した五つの旅団を撤退させるが、その後、さらに追加撤退をするかどうかは、ペトレアス司令官の判断に基づいて、改めて決める」と述べました。(翻訳:ooeiei)
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