チベット独立勢力が北京オリンピックの聖火リレーに対し破壊活動を行っていることを受けて、シンガポールオリンピック委員会の委員長を務めるテオ・チーヒン国防相は9日、「人々は、オリンピックの聖火が象徴する意義を尊重すべきだ」との見方を示しました。

　テオ・チーヒン国防相は、その際「オリンピックの聖火は、団結と平和を象徴している。古代ギリシャの国民は、オリンピックを祝うために、オリンピックの期間中に戦争を中止した。これこそ、オリンピックの精神だ」と述べました。

　テオ・チーヒン国防相はさらに「政治を考慮せず、オリンピックというスポーツの祭典を楽しみ、オリンピックの聖火が象徴する意義を尊重するよう期待している」と語りました。