第62回国連総会は1日から、ミレニアム発展目標の実現促進についてのテーマ討論会が2日間の日程で始まりました。国連総会のケリム議長とパン・ギムン(潘基文)事務総長は会議で発言し、国際社会がさらなる努力を果たし、ミレニアム発展目標を期限通りに実現することを希望すると表明しました。
ケリム議長は開会式で「現在の状況から見れば、2015年までにミレニアム発展目標をサハラ砂漠以南のアフリカ地区で実現することは出来ず、世界では依然、10億人近くが非常に貧しい生活状態にあるであろう」と述べると共に、関連の約束を履行し、ミレニアム発展目標の実現を推進していくよう国際社会に呼びかけました。
また、パン・ギムン事務総長は「世界的な範囲から見れば、貧困撲滅問題で大きな進展を遂げたが、穀物価格の上昇や、世界的な経済成長の後退、気候変動などがミレニアム発展計画の実現に障害をもたらす。それに対応するため、国際社会のさらに弛まぬ努力が必要である」と述べました。(翻訳:katsu)
|