国連のアフリカ経済委員会は1日、ニューヨークで『2008年アフリカ経済報告』を発表しました。
この報告は「いま、国際社会のアフリカ諸国に対する融資状況はあまりよくない。ほとんどのアフリカ諸国はこの原因からミレニアム発展目標を実現できないだろう」としています。
また、この報告は「『モンテレイ合意』で示された発展援助についての6項目の約束のうち、債務減少だけは大きな進展が遂げたが、ほかの約束はほとんど実施されていない。いまの融資状況を見れば、ほとんどのアフリカ諸国はミレニアム発展目標を実現することが出来ないでいる。『モンテレイ合意』の約束を確実に実施してこそ、アフリカ諸国と国際社会は、貧困撲滅の面で有意義な成果を収め、アフリカの未来を保障する固い基盤を作り出すことが出来る」と指摘しました。(翻訳:katsu)
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