中国政府ダルフール問題の特別代表・劉貴今大使は5日パリで行われた記者会見で、「国際社会が誠実に協力し、共に努力して政治的手段によって、スーダンのダルフール問題を『適切、公正、持続的』に解決するよう願っている」と述べました。
この中で、劉貴金大使は「国際社会が責任のある行動をとって、一日も早くダルフール地区の情勢安定を実現させるよう希望する。また、西側諸国が関係者をできるだけ早く交渉のテーブルに戻らせるよう働きかけると共に、『客観的かつ公平』にダルフール問題を扱い、スーダン政府との基本的な相互信頼を築き、ダルフール地区の人道主義局面を改善し、ダルフール問題の政治プロセスを推進すべきだ」と指摘した上で、「中国は制裁や禁輸などの手段で問題解決するという立場は取らない。それは問題を一層複雑化させるからだ。ダルフールの問題に関して、問題解決や情勢の改善、地域の安定と平和を促すために役立つ提案で、また、当事国の同意を得ることができるならば、中国は支持していく」と語りました。
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