新華社北京2月20日発 被災地で天気が温かくなり、被害状況が緩和され たことで、中国は国内と周辺市場を重点に、「清明」、「メーデー」、「端午」を活 用して観光市場の回復を図る。
国家観光局の邵琪偉局長は20日、「今年1月中旬から2月上旬にかけ、雪害 は被災地及び全国の観光業に大被害を与えていた。党中央、国務院の指示で、 これからは再建に入る。観光業からすれば、回復に重点を移す」と述べた。
邵琪偉局長によると、観光当局は観光市場回復をめぐり、積極的、実務的、 有効な手を打ち、PRキャンペーンに取り組む。各地方の観光当局と旅行会社 は回復具合に応じて観光客輸出国によって異なるPR計画を制定し、政府と企 業の協力、地域間の連携を強化する。国内と周辺市場に重点を置く。国家観光 局は地方主導で国内観光の回復を支援する。国際市場で日韓や東南アジアなど に照準を合わせ、国家観光局は先頭に立ち、地方と当局を集め、PRや売り込 みを展開する。
各地方は災害後の市場回復をPRキャンペーンに結びつけ、国内外でそれを 展開する。上半期に、「清明」、「メーデー」、「端午」という3つの節句をめぐり、 一連のイベントを展開し、観光市場を広げる。世論の役割をきちんと果たす。 国内外のメディアにより、観光回復のPRに取り組み、良好な世論を醸成し、 観光業の回復や発展を促進する。
当面、被害を受けた観光施設の復旧は何よりも重要な作業だ。安全第一、品 質第一、環境第一という求めに応じ、品質や安全監督を強化する。企業の努力 を中心とし、政府が一定額の補助金を支給するという原則に従い、人手、物資、 資金をまとめて品質確保を前提に早期回復を目指す。被災地の旅行会社は管理 や計画を統制し、責任を具体化し、進ちょく状況を明確にし、観光施設を早期 に復旧させる。雪害の観光への新たな被害や影響を防止することに注力し、地 質災害や環境災害などに備えて安全対策を徹底する。 (翻訳 李継東)
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