中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、中国国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副局長は13日、記者会見し、「中国政府調査団が日本から持ち帰ったギョーザのサンプルから、殺虫剤のメタミドホス、ジクロルボスは検出されなかった」と発表しました。
それによりますと、国家品質監督検査検疫総局と中国商務省は事件の原因究明のため調査チームを結成し、今月3日、日本を訪問しました。滞在期間中、内閣府や警察庁、厚生労働省、農林水産省、外務省による代表団と協議し、調査の進展状況について日本側に伝えました。その後、日本生活協同組合連合会から冷凍ギョーザのサンプルを提供してもらい、中国に持ち帰りました。
北京で、中日両国ともに認める方法や機器によって検査した結果、殺虫剤のメタミドホスやジクロルボスはともに検出されなかったということです。
これに先立ち、中国は、日本で被害が出たと報告された昨年10月1日、10月20日製造のギョーザを検査しましたが、いずれもメタミドホスは検出されなかったということです。(翻訳:鵬)
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