アメリカのブッシュ大統領は28日の一般教書演説で、税金の還付を中心にした経済インセンティブ計画を通して、経済の建て返しを図るよう、議会に要請しました。

　ブッシュ大統領は教書の中で、「アメリカ経済は不安定な時期を迎え、アメリカ人は経済の先行きに心配をかけている。長い目で見れば、アメリカ経済は引き続き成長するに違いないが、短期的には、アメリカ経済の成長スピードは緩やかになる」としています。

　この中で、ブッシュ大統領は、総額1500億ドルの景気対策を通して、消費の支出と企業投資の成長を支援し、経済の健全化と雇用の拡大を確保するよう、議会に求めました。現在、上院の民主党議員は計画の中に、失業対策や家庭暖房手当て、投資などの内容を盛り込むことを主張していますが、ブッシュ大統領は反対しています。

　ブッシュ大統領は、2010年に期限切れとなる減税対策の永久化を提案しました。これはアメリカ経済の持続的かつ健全な発展を確保する最も重要な一歩だと考えられています。

（翻訳：東）