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WTO・世界貿易機関の16カ国の貿易担当相と外相は26日スイスのダボスで非公式閣僚級会合を開き、ドーハ・ラウンド貿易交渉をいかに進めていくかについて、話し合いました。
この非公式閣僚会合の後で開かれた記者会見で、スイスのロイタルト経済相は「アメリカのサブプライムローン問題でアメリカ経済と世界経済の先行きが懸念されている。ところが、これはドーハ・ラウンド貿易交渉にチャンスを与えると同時に、年内妥結を促す力になる。ドーハ・ラウンドを年内に妥結してこそ、世界に積極的なシグナルを発信することができる。」と述べました。
また、この非公式閣僚会合に出席したブラジルのアモリン外務大臣は記者会見で、「今後2ヶ月から3ヶ月の間が、ドーハ・ラウンド交渉にとって鍵となる時期である。WTOの加盟国はこの期間内に、長い間交渉を妨げてきた農業や非農産品の市場参入問題について、合意に達する必要がある。そうでなければ、年内妥結という目標を実現することはできない」と指摘しました。
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