新中日友好21世紀委員会の第七回会合が、27日、北京の釣魚台国賓館で開幕し、両国首相がそれぞれメッセージを寄せました。
今回の会合は、福田首相が昨年末、中国を訪問した際に合意した内容を具体的行動として実施に移すことや、胡錦涛国家主席のこの春の日本訪問を成功させるにはどうしたら良いかといった議題について、二日間の日程で開かれます。ディスカッションの一部は両国のメディアに開放し、閉幕後に共同記者会見も行われる予定です。
温家宝首相はメッセージの中で、「中日関係は今、得がたい発展のチャンスに直面しており、双方はこの勢いに乗って共に努力し、中日間の戦略的互恵関係を絶えず深めていく必要がある」と述べています。また、福田首相は、「中日両国が今ほど、アジアや世界の安定と発展に貢献できる力をもったことはない」と指摘した上、「両国はアジアと世界の良い未来を築き上げていく創造的パートナーとなっていくことが求められている」ことを強調し、委員たちが行う両国の具体的な協力や交流のあり方についての議論に期待を寄せました。
新中日友好21世紀委員会は、1984年に発足した中日友好21世紀委員会を継承した形で、両国首脳の合意により、2003年に設置された両国政府の政策諮問機関で、今年が5年の任期の最後の年となります。(取材・記事:王小燕)
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