イスラエル政府は23日、人道支援物資や燃料などの輸送を除き、引き続きガザ地区の封鎖を継続する方針を決定しました。
この日未明、パレスチナ武装勢力は、ガザ地区南部の町ラファとエジプトの境界にある壁を爆発し、数千人のパレスチナ人がエジプト側へ越境し、食料や燃料などの生活用品を買い出しました。
アメリカホワイトハウスは、ガザでの人道危機について懸念を示しました。エジプトのムバラク大統領はこの日、「ガザ地区の人道危機にかんがみ、ラファのエジプト軍がこの日、パレスチナ人の越境を黙認した」と述べました。
シリアに亡命しているパレスチナイスラム原理主義組織ハマスのリーダーメシャール氏は23日ダマスカスで、「ハマスは、ラファで発生した越境問題を解決するため、エジプトやパレスチナ自治政府と交渉を行う」と述べました。また、ハマスのハニヤ最高幹部も当日、「できるだけ早くアッバス議長と会談する」と述べました。
23日、国連人権理事会がジュネーブで開催されたパレスチナ情勢をめぐる特別会議で、中国代表団は、パレスチナとイスラエルの緊迫した情勢について懸念を示し、武装衝突のエスカレートを防ぐため、直ちに措置を取るよう国際社会に呼びかけました。(翻訳:ooeiei)
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