今年は「第11次五カ年計画」の環境保護目標の達成に向けた勝負の年であり、これまでの成果を引継ぎ今後につなげるための1年でもある。環境保護総局の周生賢局長は22日、08年中の二酸化硫黄排出量の05年比6%削減、化学的酸素要求量(COD)の同5%削減など以下の7分野の目標を達成することで、北京五輪期間中の北京の大気改善を確保する方針を示した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
(1)08年中の二酸化硫黄排出量を05年比6%、CODを同5%削減する。
(2)飲用水源の環境管理を強化し、環境保護重点113都市における地表水型飲用水源の主要指標達成率を100%にする。
(3)都市の環境保護を深め、地域の環境改善に努める。北京エコ五輪を契機に地域共同防止体制を整備し、都市の大気汚染対策を深め、エコ五輪の目標達成に努める。
(4)環境保護特別活動を引き続き踏み込んで展開する。都市の汚水・ゴミ集中処理施設、化学工業・製紙・電力・鉄鋼業を重点的に監督し、市民の飲用水の安全を脅かす環境違法行為を厳しく取締り、重金属汚染を断固防止する。
(5)国のマクロ調整における環境アセスメントの重要な役割を十分に発揮させ、立ち後れた生産施設を淘汰する任務を完成していない、環境面の違法行為が深刻、総量規制指標を超過している、重点汚染対策事業が停滞しているなど問題の目立つ地域に対しては、一律に全ての新規事業の認可を停止する。
(6)農村の環境保護事業の強化に関する意見を全面的に実施し、農村の環境保護が著しく立ち後れているという現状を改変すべく努める。
(7)汚染源の全面調査を段階的な中心事業とし、環境マクロ戦略の研究任務を徹頭徹尾全うする。水質汚染対策と重要な科学技術事業を全面的に始動し、科学技術の難関攻略を全力で組織し、中国における水質汚染の抑制と改善を科学技術面から力強くサポートする。(編集NA)「人民網日本語版」より
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