中国の呉儀副首相はこのほど、北京で行われた商業・貿易に関する座談会で、「輸入を積極的に拡大し、総合的な措置を講じて、貿易黒字が大きすぎるという矛盾を緩和させる」との考えを示しました。
統計データによりますと、2007年、中国の貿易黒字は2622億ドルに達し、前年より47%以上上回りました。また、この一年間、中国の外資利用額は747億ドルに達し、15年連続して発展途上国のトップを占めています。
これに対して、呉儀副首相は、「外資利用の質を絶えず高めなければならない。ハイテク産業や先進的な製造業、及び省エネ・環境保護産業への外資の投資を支援し、多国籍企業の中国での研究・開発センターの設立を奨励し、サービス業のアウトソーシングの発展に取り組むべきだ」とした上で、「輸出製品の構造を最適化させ、質やその付加価値を高めなければならない」と求めました。(翻訳:周莉)
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