国連は、9日『2008年世界経済の動向と展望』という報告書を発表し、2008年世界経済の成長がさらに鈍化し、経済成長率を3.4%と予想しました。
報告は「2007年、世界経済の鈍化は、アメリカ経済の落ち込みが要因で、ほかの主要先進国は、アメリカに代わって世界経済を牽引することも出来ない。2008年、世界経済が直面する主な課題は、アメリカ不動産市場の低迷、特に、住宅価格が大幅に下落すること、米ドル為替レートの下落による世界経済のアンバランス状態、それに、石油価格の高騰などが考えられる」としています。
また、この報告は「発展途上国は2007年も経済成長率を6.9%に保っているが、2008年は、高い成長率ながらも少し緩やかになるだろう」と予測しています。
報告によりますと、中国経済の急成長は、発展途上国の経済に大きな影響を及ぼしており、ここ数年の動きを強く牽引しているということです。(翻訳:コオリ・ミン)
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