「子供を育て、老後の保障にする」といった従来の考えは過去のものとなっている。調査によると、高齢者の50.3%が「子供に扶養を求めたくない」と思っており、老後の保障として「年金に加入する」の回答がトップだった。また、都市部における「空巣老人」(1人暮らしの高齢者、あるいは高齢夫婦のみの家庭)が増え、すでに総世帯の49.7%を占めるようになった。全国老齢工作委員会が17日午前に公開した「中国都市部・農村部高齢者人口情況追跡調査」から得た情報によるもの。「北京晩報」が伝えた。
2006年末までの調査によると、中国の高齢者(60歳以上)人口は1億4900万人で、総人口の11.3%となった。これは、ヨーロッパ全体の高齢者人口総数に相当し、世界高齢者人口の第1位(21.4%)である。中国の高齢化のスピードは速く、年間平均増加率は総人口の増加速度の5倍に相当する3.2%に達している。(編集WM) 「人民網日本語版」より
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