中国高齢化対策委員会弁公室は、17日、北京で調査報告を発表し、中国での高齢者が人口全体に占める割合が増え続けていることを明らかにしました。
この報告によりますと、中国の60歳以上の高齢者は2006年6月1日までに、1億4600万人余りとなり、人口全体に占める割合は、2000年の10.2%から、11.3%に高まったということです。
今回の調査は全国の20の省、市、自治区と直轄市で行われたもので、調査対象は60歳以上の中国国民としています。
高齢化対策委員会は、「中国は人口の高齢化に積極的に対応し、関連の法律を整えて、養老保険体制を整備していく」との考えを示しました。
社会の高齢化は、世界でも大きな社会問題になっています。中国は世界で唯一、高齢者人口が1億人を超える国でもあります。(翻訳:KH)
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