中国の温家宝首相は10日、北京で中国を訪問中の韓国のハン・ドクス(韓徳洙)首相と会見した際、中韓両国が全面的な協力パートナーシップを深めることで合意しました。
温家宝首相は、「中韓双方は経済貿易協力を中長期の発展計画通りに実行し、環境保護やエネルギーにおける協力事業を推し進めると同時に、お互いに投資の分野を広げ、協力の効果を高めることを期待している」とした上で、「韓国の企業が中国の西部大開発や老朽化した東北工業基地の復興事業に参加することを歓迎している」と述べました。
朝鮮半島の情勢について、温家宝首相は、「中国は一貫して、朝鮮半島の南北双方が対話を通じて関係を改善することを支持している。南北の和解協力プロセスが進んでいくことを願っている」とした上で、「6者会合の関係国が『行動対行動』という原則に則って、誠意を持って、『次の段階』の約束通りに履行していくことを期待している」と述べました。
これに対して、ハン・ドクス首相は、「韓国は中国と共に、経済貿易、投資、環境保護、青少年の交流などの分野における互恵協力を強めていきたい」とした上で、中国の6者会合の主催国としての役割を高く評価し、中国と密接な協力関係を保ちながら、朝鮮半島の非核化プロセスを推し進めていきたいとの態度を表明しました。(翻訳:KH)
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